塾通いの困った!を解決 その2:子どものやる気が出ないとき

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お子さまが塾通いをはじめたはいいものの、トラブルなど困ったことに遭遇する機会はありますよね。今回は、塾通いのトラブル「子どもの成績が上がらない!」について解説します。

子どものやる気が出ない…!どうすればいい?

原因は勉強だけに、限らないこともありますね。体調があまりよくなかったり、学校に習い事に忙しすぎて気持ちに余裕がなかったり、お友達との関係があまり上手く行ってなかったり…。保護者の方は子どもが朝起きるときの感じで、様々なことを察知する方が多いようですね。さてここでは、勉強面に限って考えてみます。

勉強内容がつまらない、面白くない。たしかにそういう分野もあります。基礎事項になればなるほど何のためにそういう練習をやっているのかが分からなくなるからです。
例えば漢字、計算練習、英単語の習得など。大人はそういう事項がいずれ必要になることはよく分かっていますから、頭ごなしに「とにかくやれ!」と言うことになりますが、子どもにとっては、なぜやるのか、十分理解していないことも多いと思います。できるだけ言い聞かせる、できれば子どもと一緒にやってみせる。しかしそれにも限度はあるかもしれません。

やる気が出ない子どものイメージ図

近代の大哲学者ニーチェは、『ツァラトゥストラはかく語りき』の中で、「人には年齢により様々な時代がある。幼少期は駱駝(らくだ)の時代、青年期はライオンの時代、老壮期は赤ん坊の時代。」と説いています。簡単に言えば、駱駝(らくだ)の時代というのは、重い荷物をもってひたすら、苦役に従事する時代、ライオンの時代は、獲得した知識を土台に社会を批判し、変革する時代、老壮期はひたすら好奇心を失わず、赤ん坊のように新しいことに目を輝かし、なおチャレンジする時代、ということになります。

子どもたちは今まさに、らくだの時代を過ごしている訳です。基礎事項に関しても額に汗して今、やっておけば、将来必ず役に立つわけですね。よく三桁の暗算をすらすらと数秒もしないでできる方がいますが、幼少のときにそろばんをやっていた、というのは羨ましい限りですね。

つまらない勉強をどう工夫するか

一見つまらなそうに見える基本事項でも、目標を立て、数値化し、見える化し、進捗状況をグラフ化したり、限られた時間の中でスピードアップが分かるようにする、などの工夫は様々にできるはずです。別に一緒にやらなくてもタイムキーパーとして参加するのなら、可能な方もいるかもしれません。

良いコーチは、子どもを先の見えない絶望感、徒労感の中に置いておくことはしません。例えば水泳で、このバタ足を毎日10本やったときに、一週間後には25m泳げるようになっている、と予言し、実際に成し遂げさせるのです。

水泳のゴールのイメージ図

成果は努力に比例するのではなく、ある時ポンと開花するのです。努力の最中は苦しさしか感じないかもしれませんが、ある時コーチの言うとおりになった、という成果と信頼感が、次の共通目標に向けての努力を生むわけです。

やる気が出ないなら、まずやってみる

もう一つは、やる気というものは、放っておいたからと言って生まれてくるわけではないようです。「うちの子は、やる気が無いのでちっとも机に向かわない。」と、もし保護者の方がお考えなら、これは大いなる間違い、というものです。

東京大学で脳の研究をしている池谷裕二教授が講演会などでもよくお話されるのですが、人は不思議と「机に向かうとやる気が湧いてくる」動物なのです。机に向かい、1ページだけ教科書を読む。とりあえずやってみることで、スイッチが入って勉強が進む。これは、心理学者のクレペリンが発見したといわれる「作業興奮」という人間の作用なのです。


1つだけ漢字を覚えるためにノートを開く、机が汚いからまず片付ける、鉛筆の芯を削る…など、まず心理的にハードルの低い行動をやってみる。そうすれば、段々と気分がノッてやる気のスイッチが入るのです。

公開日:2019.07.29

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