徹底解説!個別指導塾の種類、指導内容について

少子化が進む現在、1人ひとりに合わせたきめ細やかな学習指導が期待できるということで、個別指導塾が注目されています。同じ個別指導塾でも、塾によって指導のスタイルや指導内容が違います。塾を選ぶ際は、お子さまに合ったスタイルを把握しておくと効果的でしょう。個別指導塾ではどんなスタイルで指導をしているのでしょうか。解説します。

個別指導のスタイル紹介

個別指導を取り入れている塾は多くあります。生徒の理解度や解答にかかるスピード、カリキュラムなどに合わせて指導できるという良さがあるからでしょう。一口で個別指導と言っても様々な形式があります。
大きく分けて1対1(マンツーマン)、1対2、1対3の3つのスタイルがあります。以下、それぞれ、指導の仕方と特徴を説明します。

1対1(マンツーマン)指導

マンツーマンとは1対1の指導方法です。先生1人で生徒1人を指導します。生徒は自分だけなので、先生に疑問に思ったことや分からなかったことがあればすぐに、その場で質問することができます。先生もその子に合わせて教え方を変えたり、生徒が学習内容を理解するまで、繰り返し教えることができます。先生にとっては、生徒の理解力や習熟度をしっかりつかむことができる指導方法です。

どのような子がマンツーマン指導に向いているのでしょうか。マンツーマン指導に向いている子は、どちらかといえば学力が低い子、また逆に高度なレベルの指導を受けたい学力の高い子といえます。マンツーマンですから学力の高くない子は、前述の通り分かるまで教えてもらうことができます。学力の高い子は、発展的な内容も学習できるでしょう。

集団授業では、全ての生徒を指導の対象としているので、「あの子は漢字を覚えるのが苦手なので、時間をかけて教えよう。」「この子には計算に時間をかけよう。」ということができません。同じ指導内容を時間内に教えなければいけませんが、個別指導、それも1対1のマンツーマン指導なら生徒の理解力に合わせて指導ができます。

漢字を覚えるのが苦手な子であれば、漢字を練習させる、漢字を覚えさせる、計算が苦手な子には、計算問題を多くさせるなど、それぞれに時間をかけて指導することも可能なのです。

1対2指導

1対2は、先生1人で同時に2人の生徒を教える指導方法です。先生は、2人の生徒に同じ内容を教えることもあれば、違う教科を同時に教えることもあります。教える教科は同じでも、学習内容は全く違うということもあります。

1対2の指導では、先生は1人の生徒に問題を解かせている間に、もう1人の生徒を指導します。一方の生徒が問題を解いている間に、もう一方の生徒に今日の学習内容のポイントを教えたり、解いた問題の解説などをしたりします。生徒が2人いるので、もう1人の生徒が暇にならないように指導します。同じ教科を教えるとき、違う教科を教えるとき、同じ教科で違う学習をさせるときでも、同じように指導します。

具体的には、1人が社会、もう1人の子が国語の学習をするとしたら、最初に2人に学習する課題を出します。社会を受ける子には、重要語句をノートにまとめておこうと指示します。国語を受ける子には、このページの読解の問題を何番までやろうなどのように指示します。

教える教科が異なる場合などには、2人同時に同じ内容を指導できないので、わざと時間差がつくように課題を出します。1人には早く終わる課題、もう1人には時間のかかる課題というように。時間差があったほうが指導しやすいからです。生徒にとっても、先生がもう一人の子を指導している間、待つだけという暇な時間がなくなります。

生徒の理解力によって変わってもきますが、基本的に先生は、一人の生徒だけに多くの時間をかけて指導しすぎないように注意します。また、自分の力だけで問題が解けるようにするために、勉強の仕方、学習方法を教えることもあります。1対2の指導スタイルは、勉強の仕方を身につけたい生徒に向いている指導方法とも言えるでしょう。また、先生一人と自分だけだと緊張して集中できないという生徒にも向いているかもしれません。

1対3指導

1対3指導では、先生1人で3人の生徒を教えます。集団授業のようですが、個別指導と呼ばれています。1対2指導同様、先生が1人の生徒に教えているときは、ほかの生徒は問題を解いていたりノートに書いていたりします。1対2の指導方法を発展させた方法とも言えるかもしれません。3~5人程度の生徒を1人の先生が、同じ空間で指導するケースもあります。この1対3以上の型の指導方法は巡回型とも言われることがあります。

1対3の指導方法を受けている生徒の多くは、補習塾と捉えているケースが多いようです。学校の定期テストの対策、分からなかった学習内容を教えてもらうために通っているようです。

1対2指導よりも料金は安い傾向にあるので、経済的にコストパフォーマンスを求める、1対1の指導では緊張して学習できないという生徒に向いているといえるでしょう。

以上のように、それぞれに指導スタイルの違いがあります。どの指導スタイルがお子さんに合うのかよく考えて、塾選びをするとよいでしょう。

映像+個別授業とは?

映像授業と個別指導授業を合わせて取りれている塾を紹介します。個別にカスタマイズされた映像を見て勉強する方法や、塾を欠席した際の補講として映像授業をする塾もあるようです。

映像授業のイメージ画像

映像を取り入れた個別指導では主に、まず教科書の内容とリンクする授業の映像を生徒に見せます。生徒は、映像を見ながら単元のポイントをテキストやノートにまとめていきます。映像なので、わからないところは一時停止して繰り返し巻き戻して見ることができます。逆に、理解できているという内容については倍速にして流し見ることもできます。

映像授業で分からなかったことがあれば、実際の先生に聞くこともできます。映像を見て授業のポイントを予習し、実際の先生に理解度を確認してもらいながら問題練習をします。

以下に、映像+個別指導を取り入れている塾を一部、簡単に紹介しておきます。

・大学受験ディアロ online(オンライン映像で個別指導)

・東京個別指導学院(V-Style)

・個別指導塾スタンダード(映像授業ウイングネット)

・河合塾マナビス

などがあります。

個別指導塾の新しい指導方法・学び方

映像授業だけではなく、最近の個別指導塾では新しいテクノロジーを使った教材を取り入れているところがあります。代表的なのは「AI(人工知能)を組み合わせた指導」です。AI教材のatama+や、Qubena、AI授業を取り入れた学習塾G-PAPLISなどが有名です。

AIのイメージ画像

一例としてatama+のAI学習を紹介します。AI授業には、大きく次の2つの特徴があります。「生徒の実力に合わせた教材をAIが自動で生成」「生徒の苦手やつまづきポイントをフォロー」の2つです。

AIは一人ひとりの問題への学習への理解度、学習履歴、集中度を計算し、生徒に合わせたカリキュラムを自動的に生成します。数学が得意な子には応用問題を、苦手な子にはつまづいたポイントに立ち戻って基礎問題を中心にカリキュラムを組む、というように。
また、生徒の理解力・集中力・生徒の回答情報、ミスの傾向などからリアルタイムで生徒の状態を見て、先生へ声かけのタイミングやどんな言葉をかけると効果的なのかを提案します。

機械でできることはAIを使って効率化、塾の先生は人間でしかできない生徒への声掛け、励ましといったコーチングに専念をすることができるのです。

まとめ

個別指導塾でのスタイルと指導の仕方を見てきました。1対1、1対2、1対3、映像+個別、AI授業など、個別指導塾によって導入していスタイルが異なります。どのスタイルの塾がお子さんに適しているのか、お子さんの性格や学習の理解度に合わせて選ぶようにするといいでしょう。

公開日:2019.08.22

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