千葉日本大学第一中学校の魅力(私立中学校 file.19)|#中受ラジオ の学校紹介

千葉日本大学第一中学校の校舎
中学受験学習相談ラジオ(#中受ラジオ)は、中学受験生を持つご家庭のお悩みにお応えするネットラジオです。#中受ラジオ vol.20 「私立中学校のご紹介 先生からの1分間メッセージ」では、千葉日本大学第一中学校(千葉県船橋市)をご紹介しました。

このインタビューは、千葉日本大学第一中学校さんの1分間メッセージをもとに、お聞きしたお話を「編集後記」としてまとめたものです。ラジオ番組内ではお伝えしきれなかった千葉日本大学第一中学校さんの魅力を皆さまに感じていただければと思います。

千葉日本大学の小原先生と広報部の久保田先生
1分間メッセージをお話いただいた小原先生(右)と
インタビューにお答えくださった広報部の久保田先生(左)


医・歯・薬・理工学部との連携プログラムが充実

―― 学校案内pp.15-16「グラフで見る進路状況」を拝見し、3つの点で驚きました。1点目は、理系に進学する生徒さんの割合が高いこと。2点目は、日本大学に推薦で進学する生徒さんの割合が61%とあまり高くないこと。そして3点目は、(それにも関わらず)現役大学進学率は91%となっていることです。まずは理系進学率が高い理由について、お聞かせいただけますでしょうか?

日大進学者の割合

千葉日本大学第一中学校の進学実績
出典:本校 SCHOOL GUIDE BOOK 2020 pp.15-16

理系進学率が高い背景には、本校の成り立ちがあります。
日本大学(以下、日大)には、現在、26の付属高校/中等教育学校/付属中学校があるのですが、その中で本校は、日本大学が設立した最初の付属中学校である日本大学中学校(現在の日本大学第一高等学校・中学校)の兄弟校として千葉県に設立された学校です。

本校および日本大学第一高等学校・中学校は、両校の理事長である加納誠が日大の医学部出身であることから、ともに日大の理系――特に、理工学部・医学部・薬学部・歯学部との連携授業が充実しています(連携授業の内容は学校案内のpp.9~11に記載されています)。

―― 日大付属ならどの学校でも同じような連携プログラムがあるというわけではない、ということなのですね。初めて知りました。

日大の理工学部・医学部・薬学部・歯学部と緊密に連携したプログラムは、本校と、日大第一千葉日本大学第一高等学校・中学校が独自に持っているものなのです。

それぞれの学部との間で体験授業などの高大連携を実施していますが、なかでも医学部と薬学部に関しては、希望者向けの研修は高校1年生と2年生の2回実施されます。2年目は体験授業の日数も増えるほか、最終的には学術研究発表も行うなど、より深い内容となっています。

医歯薬学部研修の様子
出典:本校 SCHOOL GUIDE BOOK 2020 p.9

理工学部で最先端の研究が身近なものに

―― 理工学部とはどのような連携があるのですか?

理工学部は薬学部同様、本校に隣接していることもあって、連携が盛んです。理工学部研究体験や物理部の活動を通じて、本校の生徒たちは、二足歩行ロボットや宇宙エレベーター、エコランカーなどを大学院生や大学生と一緒に製作し、さまざまな競技会にも参加しています。

理工学部研究体験の様子
出典:本校 SCHOOL GUIDE BOOK 2020 p.11

理工学部との関わりは、中1の全員が受講する「未来講義から始まります。「海の中に建物を建ててみたくない?」(海洋建築工学科)「宇宙までエレベーターで行ける未来が来るんだよ」(精密機械工学科)のように最先端の研究内容をわかりやすくお話しいただける未来講義はとても興味深いもので、生徒たちは目を輝かせて聞いています。実は、これが本校のキャリア教育のスタート。つまり、本校では中1の段階から大学の研究内容に触れ、自分の進路を考え始めることができるのです。

千葉日本大学第一中学校の未来講義未来講義 (写真提供:本校広報部)

―― 日大理工学部に進学する生徒さんが多い理由がわかった気がします。

学部・学科での学びを熟知し進路を選ぶ

―― 理系の学部との連携が充実していることがよくわかりました。では、文系への進学を希望する生徒さんについてはどのようなサポートが得られるのでしょうか?

本校ならではのプログラムという意味では、高2の段階で開催される「日大学部説明会」がこれに該当すると思います。この説明会には日大のほぼ全学部から教授が参加し、学部の内容にとどまらず各学科の研究内容やその先にある職業や就職先についてもお話いただけます

―― 大学の広報担当者さんではなく、教授からのお話なのですね。

はい、教授です。こうした取り組みができるのは日大付属校ならではだと思います。

―― なるほど。日本大学に推薦で進学する生徒さんの割合が思ったほど高くない理由がわかった気がします。日大の学部・学科で学べることをしっかり理解しているからこそ、他の大学を選択する生徒さんもいる…ということなのですね。

そのように思います。中1から高2までのキャリア教育を通じて、生徒たちは日大の各学部で学べること、その先の自分を具体的にイメージできるようになります。私たちも大学はネームバリューやランキングで選ぶのではなく、生徒自身のやりたいことができる場所であることを重視すべきとの方針のもと、生徒一人ひとりが自分に合った進路を選択できるよう、サポートに力を入れています。これらの結果、日大への進学を選ばない生徒も一定割合出ているのはポジティブな結果ととらえています。

―― そして現役大学進学率が91%と高い、これも大きな特徴だと思います。1分間メッセージでは放課後のサポーター教室や主要教科補習、夏期講習のことを話しておられました。こうした日々の学習サポートが進学実績につながっているのでしょうか。

そうであることを願っています。
入試問題をご覧いただくとわかるように、本校はいわゆる「よくできる子を選抜して集める」学校ではありません。基本的な学力がしっかりついているお子さんをお預かりし、私たちが6年間をかけてじっくり伸ばしていく――それが本校に対する保護者さんたちの期待ですし、私たちとしてもこの方針は変えずに行きたいと考えています。

本校にはのんびりした生徒が多いですが、彼らは丁寧な授業や補習を受け、部活や行事を楽しみ、日大との連携を通じてゆっくりと大学での学びを知っていくなかで、6年間をかけて本人なりのペースで成長していきます。私たち教員の喜びは、生徒たちをそんなふうに育て、一人ひとりが望む方向へと送り出してあげることなのです

新校舎の完成で保護者の来校も増えてきた

―― 在校生の保護者さんからはどのような点が評価されていますか?

これは間違いなく「面倒見の良さ」だと思います。学習面の面倒見はもちろんですが、保護者さんとのつながりや先生同士の連携を緊密にすることで人間関係のトラブルを未然に防ぐなど、生徒のメンタルケアにも気を配っています。

―― 保護者さんが来校する機会は多いのですか?

保護者会は年3回、その他に部活動や父母の会の活動で来校されています。父母の会では陶芸教室やコーラス部といった活動もされていますので、頻繁に来る方もいらっしゃいますよ。

―― そういった活動をする場所はあるのですか?

本校では昨年(2018年)11月に新校舎が完成しました。これにともない、高校の職員室だった部屋を保護者さんのために開放しましたし、新しくできたランチルームや図書館も保護者さんの利用が可能となっています。先日、受験生の親御さんをご案内して図書室に行ったら、ミーティングをしていた在校生の保護者さんが「こんにちは」「来年お待ちしていますよ」と挨拶をしておられました(笑)。新校舎ができたことで保護者さんが集まりやすくなっているところもあるのかもしれません。

千葉日本大学第一中学校の図書館
図書室(写真提供:本校入試広報部)

ハードに続き、ソフト面の変革にも着手

ランチルームは中学生、高校生ともに使うことができ、放課後は自習スペースとしても使うことができます。

―― 自習室もあり、さらにランチルームも使うことができるということでしょうか。

ランチルームの良さは、話をしながら勉強できるところにあります。教え合ったり、グループワークをしたりは自習室ではできませんからね。

ランチルームの様子
ランチルーム (写真提供:本校広報部)

そうそう、新しい図書室にも話ができるスペースがあるんですよ。「アクティブラーニングスペース」と命名したそのコーナーは社会科のグループワークなどに活用されています。新校舎の廊下には「ラーニング・コモンズ」と呼ばれる共用スペースがあります。ここでは、理科の実験後に考察や議論をしたり、高校生が中学生に勉強を教えたり。新校舎の完成後は、校内のさまざまな場所で生徒たちが学び合い、意見を述べ、時に勉強を教わっている姿が見られるようになりました。高校生と中学生の交流が増えているのも嬉しいことです。

ラーニング・コモンズ
ラーニング・コモンズ (写真提供:本校広報部)
千葉日本大学第一中学校の自習室
自習室 (写真提供:本校広報部)

新校舎の完成というハード面の変革を受け、本校は今、授業のスタイルや学校の自治などのソフト面でも変わっていこうとしています。学校の自治という意味では、従来は教員が先導していた体育会や文化祭の企画・実行を各実行委員が行ったり、生徒会の意見を取り入れて通学バッグやマフラーに関する規定を変更したり。生徒の意見を取り入れ、生徒と教員がより近い形になるような変革を今後も進めていこうと考えています。

―― 今後の変革も楽しみです。本日はありがとうございました!

公開日:2019.12.11

コメント0件


千葉日本大学第一中学校の校舎

記事が気に入ったら「いいね!」をしよう!
個別指導に関する情報をお届けします!

この記事を書いた人


関連記事